最近KiCadの勉強会をしている。最後の課題で自分で好きなものを作ってくるという課題を自分で出した。私は、Zybot に付けるステレオカメラ用に延長コードで延長できるようにバッファのついてMT9D111 拡張ボードを作ることにした。その際に、フットプリントを作成したのだが、その作成方法を覚書として書いておこう。

フットプリントの作り方は、トランジスタ技術の「KiCadの回路記号&フットプリントを作る方法」を参考にしている。

作成するフットプリントは、秋月電子の「8回路3ステートバッファHD74LVC541A(10個入)」だ。これは、TSSOP パッケージだ。
フットプリントは、HD74LVC541Aのデータシートを見ながら作成した。

最初にKiCad の初期画面からフットプリント エディタを選択する。
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”新規フットプリント”ボタンをクリックし、TSSOP_20_Pin と名前を付けた。
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TSSOP_20_Pin の新規フットプリントが生成された。
”新規ライブラリを生成して現在のフットプリントを保存”ボタンをクリックした。
aa2aee84.png


”フットプリント ライブラリのフォルダを指定”ダイアログが表示された。パスのベースとライブラリ フォルダを入力した。
MT9D111_inf_4_160627.png

設定メニューからフットプリント ライブラリ ウィザードを選択した。
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”フットプリントライブラリの追加ウィザード”ダイアログが表示された。”このコンピュータにあるファイル”のラジオボタンが選択されていた。そのまま”Next >”ボタンをクリックした。
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追加するライブラリフォルダを選択した。SMD_Packages_Ono.pretty
Next >ボタンをクリックした。
992e672e.png


SMD_Packages_Ono ライブラリが選択された。Next >ボタンをクリックした。
5040322f.png


新しいライブラリの追加方法を選択する。グローバル ライブラリとして設定するか?現在のプロジェクトのみとするか?
今回は現在のプロジェクトのみとした。
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次に、”アクティブなライブラリを選択してください”ボタンをクリックして、SMD_Packages_Ono ライブラリを選択した。
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アクティブなライブラリがSMD_Packages_Ono ライブラリになった。
”新しいフットプリントにフットプリント ウィザードを使用”ボタンをクリックした。
MT9D111_inf_11_160627.png

フットプリント ウィザードが立ち上がった。フットプリント作成ツールのダイアログで、SOIC を選択した。
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SOIC ウィザードの起動画面。パラメータの定数を指定していくことで、フットプリントを作成するようだ。
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HD74LVC541Aのパッケージの情報を示す。、HD74LVC541Aのデータシートから引用する。
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値を指定することでフットプリントを作成する。なおこの値を決定するについては、”パナソニックの参考ランド寸法”を参考にさせていただいた。
ピン数は20ピンで、pad pitch は 0.65 mm 、Pad width は 0.3 mm とした。これは、0.3 mm 以上パッドのギャップがないとハンダがブリッジしやすいとのことだ。
パッド長は内側に 0.3 mm + IC のピン長 0.5 mm + 誤差 0.1 mm + 手付けパッド長 0.8 mm = 1.7 mm とした。
row spacing は、チップの横幅 + パッド長だった。
row spacing は、チップの横幅 4.4 mm + チップのピンの長さ 1 mm - パッドに接触するピン長 0.5 mm + 誤差 0.1 mm - パッドのパッドに接触するピン長から内側の部分 0.3 mm + パッド長 1.7 mm = 6.3 mm を設定した。
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Body は outline x margin は 0.7 mm、outline y margin は 0.6 mm に設定した。
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フットプリントの名称を”TSSOPIC-20”に変更した。
”アクティブなライブラリへフットプリントを保存”ボタンをクリックして、フットプリントを保存する。
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”TSSOPIC-20”という名前で保存した。
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いつの間にか、KiCad のフットプリント エディタのウィザードでフットプリントを生成できるようになっていた。。。