ZYBO Z7-20 をLinux で使用するためにデバイスツリーが必要だが、その前にZYBO の u-boot が走るか?という問題がある。
そこで、ZYBO と ZYBO Z7-20 のPS の設定を違いを確かめてみることにした。

まずは、”ZYBO Z7-20 のボードファイルをVivado 2017.2 にインストールする”を見てZYBO Z7-20 用のボードファイルをVivado 2017.2 にインストールする必要がある。これをやらないとTCL スクリプトが途中で止まってしまう。

次に、”Zybo Z7 DMA Audio Demo”のページに行った。
ZYBO_Z7_13_170927.png

、”Zybo Z7 DMA Audio Demo”のページの”Zybo Z7-20 DMA Audio Project Repository”の”ZIP Archive”をクリックする。
ZYBO_Z7_14_170927.png

すると、Zybo-Z7-20-DMA-2016.4-2.zip がダウンロードできた。
ZYBO_Z7_15_170927.png

ZIP を解凍して、Zybo-Z7-20-DMA フォルダができた。
ZYBO_Z7_16_170927.png

Zybo-Z7-20-DMA フォルダの下の proj フォルダの下の create_project.tcl を起動すればVivado のプロジェクトが生成されるはず。
ZYBO_Z7_17_170927.png

Vivado 2017.2 を立ち上げ、Zybo-Z7-20-DMA フォルダの下の proj フォルダに行くために cd コマンドを実行した。
cd z:/ZYBO_Z7/Zybo-Z7-20-DMA/proj/
ZYBO_Z7_18_170927.png

次に、create_project.tcl を起動した。
source create_project.tcl
ZYBO_Z7_19_170927.png

ブロックデザインが構築された。
IP をアップグレードする必要あるようだ。Report IP Status をクリックする。
ZYBO_Z7_20_170927.png

Upgrade Selected ボタンをクリックする。するとIP がアップグレードされる。
ZYBO_Z7_22_170927.png

Upgrade IP ダイアログでOK ボタンをクリックする。
ZYBO_Z7_23_170927.png

Generate Output Products ダイアログが表示される。Generate ボタンをクリックする。
ZYBO_Z7_24_170927.png

Critical Messages を示す。DDR の設定値がおかしい?ボードファイルがおかしいのだろうか?
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ジェネレートが終了したら、IP Status ウインドウで Rerun ボタンをクリックする。
ZYBO_Z7_26_170927.png

さて、ブロックデザインで、ZYNQのIP をダブルクリックして、設定を開く。
ZYBO_Z7_27_170927.png

ZYBO が左の画面で、ZYBO Z7-20 が左の画面だ。
ZYBO_Z7_28_170927.png

ZYBO はI2C があって、ZYBO Z7-20 では I2C は無く、GPIOがあった。

Peripheral I/O Pins をクリックして見てみよう。
ZYBO
ZYBO_Z7_29_170927.png

ZYBO Z7-20
ZYBO_Z7_30_170927.png

ZYBO のI2C はEMIOだったので、関係ない。ZYBO Z7-20 では、使用していないMIO はGPIOにマップされている。
これだと、ZYBO とZYBO Z7-20 のMIO ピンはほとんど同じだと言える。ZYBO Z7-20 の方がデバイスをマップした後のMIO ピンがすべてGPIO にマップされている。